バイナリーオプション取引にはいくつかコツがあります。その一つが、為替相場が動くタイミングを見て取引するという点。ただ闇雲に取引をしてもギャンブル性が強くなるだけで、相場の動きを見て動向を予想してるとは言えません。
相場が動くタイミングを知ろう
まず、為替の値動きとは常に上下しているものであり、一定のレートで停滞していることが殆どありません。しかし、一定のタイミングで大きく変動する事が多く、このタイミングさえ覚えていることで非常に有利に取引を進めることが出来ます。
それではどういうタイミングで為替が大きく変動するのか。
- 重要指標の発表時
- 大きな事件直後
- 国際的人物の発言
- 金利の変動時
経済指標の発表は為替の変動を大きく左右しますが、全ての経済指標が必ずしも為替の動きに大きな影響を与えるとは限りません。中にはそれほど影響力を持たない経済指標もありますので、重要なものだけ頭に入れておきましょう。
重要指標の発表
毎日のように各国のどこかで発表されている経済指標ですが、全てに注目したところで取引のチャンスは分かりません。そこで、最初は重要な指標の発表時だけ発表される内容に注目しておくようにしましょう。
GDPや雇用統計、消費者物価指数、鉱工業生産高、貿易収支といった経済指標が発表されたときは大きく為替が変動することが多いので、各国の発表時には注目しておくといいかもしれません。
例えば米国のGDPを例にあげると、前期よりGDP値が増加していれば米国の景気がいいと判断されてドル高になりますし、反対に下がっていると景気が悪いと判断されドルが売られドル安に陥りやすいのです。
大きな事件直後
突発的に起こる事件の直後も為替に大きな影響を及ぼす可能性があります。ニュースはインターネットやテレビでも報道されるので、そういったものに注目しているだけで取引タイミングを知ることが出来ます。
戦争や政変、震災や米国同時多発テロのような大きな事件のような事件直後は為替が変動するタイミングで、実際に米国同時多発テロ直後は1日で役3円の乱高下しているのです。
国際的人物の発言
芸能人がテレビやコマーシャルで宣伝することがその商品が爆発的な人気を呼ぶことがありますが、為替の世界も同じで世界的な著名人(日本で言えば首相や日銀総裁)の発言一つで経済状況や外国為替相場の見通しについてなどの発言を行うと、その影響と受けて為替が大きく変動する場合があるのです。
金利の変動時
政策金利はそれぞれの国の中央銀行が定期的に開く金融政策会合によって決定されます。これは国の経済状況を元に判断し、金利を上げる、下げるを決めるわけですから、政策金利の見直しが発表されるとその国の通貨が大きく動くことがあります。
為替の動きに大きな影響を与える情報はそう多いものではありませんので、しっかり覚えておく事で有利に取引を進めることが出来ます。自分なりに取引のタイミングを計ってオプション取引を行うことで、勝率も自ずと上がっていくと思います。