FXとバイナリーオプションの違いというのが明確になったのがスイスフランの暴騰ではないでしょうか？FXのリスクの部分が明確になったと言ってもいいでしょう。ですがそれはFXの利点の裏返しでもあります。
莫大な損失を出された方も多いようですが、逆に莫大な利益を得た方もいます。それがFXのというよりも、レバレッジの怖いところですね。どの投資を使うにしても特徴をしっかりと理解し、何よりもリスクを理解しましょう。
追証ってなに？
FXをされていない方にとって気になるワードは追証やレバレッジではないかと思います。この際2つともご説明させていただくと、レバレッジは一定の証拠金を払うことで実際の入金額の何百倍もの通貨を所有できるものなのですが、ここが1番の見どころでもあり怖い所なのがFXです。
もちろん堅実にレバレッジを使わずに取引をすることもできるので、リスクをしっかりと把握し回避している方は分相応のレバレッジを使ったりなど、しっかりとした取引をされます。これは業者によっても違ってきますが、レバレッジを使った額の20％が証拠金が必要だったり、証拠金維持率といったりもします。
利益を得たときはレバレッジが高い方利益も多く良いところが多いのですが、損失になった場合非常に苦しくなります。高いレバレッジを使っていた場合でもこれ以上は証拠金では足りなくなってしまう場合にはロスカットの金額を設定できる場合が多いのですが、急激な値動きの場合それができない場合があります。
※追加保証金について、WIKIより転載。
その場合ロスカットの時間が遅れ、証拠金が足りない状況。つまりは20％を下回る状況が生まれてしまうのです。そこで「追加で証拠金を入れて下さい。」という形になるのが追証です。
含み損が多すぎて証拠金が20％を下回り、賄いきれないので追加で証拠金をいれなければいけない状況で発生するのが追証と覚えておけばいいでしょう。
※FX業者によって保証金の計算方法が異なり、最低保証金維持率が異なる場合があります。
◆ まとめ ◆
レバレッジ：経済活動において、他人資本を使うことで、自己資本に対する利益率を高めること、または、その高まる倍率。
追証：追加証拠金の略。最低保証金維持率を保つために必要な額を下回った時に追加しなければならない不足分の金額。
追証が払えない場合はどうなるの？
強制決済となります。滅多にあることではないですが、高いレバレッジで取引をしている場合は追証が数千万になることもあります。
これは非常に危険で、追証できないと債権という形になります。しっかりと払うという事前提で証券会社に返済の相談をしましょう。それでも払わない、払えない場合等は財産の差し押さえ等もあるようなので払わないと言う選択はできそうもありません。
債権なので法的な手段を取られる事も多々ありますが、高いレバレッジを掛けずに取引をすればそこまで大きな追証となるわけではないので自分に合ったレバレッジでの取引をオススメします。
債権なので追証が払えなくても自己破産をすればいいと思っているかたもいらっしゃるかもしれませんが、破産はできますが、免責はできない可能性が非常に高いでしょう。
ですがリーマンショックの時に追証があり弁護士に相談の上免責を受けることができたという方もいらっしゃるので、弁護士に相談するというのが1番の解決方法ではないでしょうか。また免責できないということは債権は残る。つまりは返済をしなければいけないことになります。
実際に追証の可能性があるのは高いレバレッジによるFXや証拠金が低い先物投資などが多いです。危険すぎるリスクになるので、もしチャレンジされる場合は十分に注意をしてください。
バイナリーオプションは一度に損失になる金額は決まっているのでどんなに損失をだしても入金額以上の損失はでません。つまりは追証はないということになりますね。株については逆に証拠金が大きいので倒産などにならない限り追証になる可能性は非常に少ないでしょう。優待特典などもあるのでFXをやるよりは株の方が良いという方もいらっしゃるくらいです。
自分に合った投資を心がけましょう
簡単に言うと「身の丈に合った投資をしましょう」と言うことなのですが、投資は自分に合ったものをしっかりと選択すれば決してリスクが高すぎるものではありません。しっかりとどういった投資が有効なのかを考えてコツコツと利益を上げていきましょう。大きな利益にはそれ相応のリスクがあることを頭に入れておき、生活の余剰金で取引をすることが重要です。
