世界的みても好景気となっていますが、欧州、米国の為替の価値が上がる時に注目される通貨があります。それが、ニュージランドドルと豪ドルです。
何故今注目があつまるかご存知でしょうか?直接的な関係が無いともいえますが、いまだからこそ注目が集まる理由があります。そちらを見ていきましょう。
注目のポイント
- 何故、オセアニア通貨に注目があつまるのか?
- 抑えておきたい指標はどれ?
オセアニア通貨に注目があつまる理由は?
景況感が良いということは通貨の価値も高くなってくるのですが、その中で何故オセアニア通貨に注目があつまるのか、考えていきましょう。
欧米の投資家に限った事ではないのですが、投資家は基本的にリスクを恐れます。しかしながら景況感が良いと少しチャレンジをして見たくなるのか、より金利の高い通貨を選ぶ傾向にあるのです。
欧州、アメリカ共にゼロ金利政策を行っていた背景があるため今現在、そこまで金利が高くありません。比べてオセアニア通貨はどうでしょうか?オセアニア通貨は資源国通貨の代表と言われている面もあるので、知っておいて損になることは少ないでしょう。
直近では同じく資源大国であるカナダが利上げを行っており、高金利と言われている他の資源国にも注目が集まっているのです。
- 豪ドル金利=1.50%
- ニュージーランドドル金利=1.75%
南アフリカの方が金利は高く、6.5%、更にトルコに関しては、8%となっていますが、過去最低金利と言われているオーストラリアに注目は集まっています。
ただ単に傾向として、米ドルとEUのユーロの価値が高まると、オセアニア通貨への投機が増えるという傾向があるからだとも言えるのですが、動きがある可能性は高いです。
あくまで可能性の話ですが、そもそも為替の予想は過去のデータから鑑みる事が多く、必然的に同じような予想をして豪ドルやニュージランドドルへ注目が集まる可能性があります。そこで大事になるのが、経済指標です。
抑えておきたい経済指標
オセアニア通貨のみで世界経済へ影響を与える事は難しいのですが、外貨が絡むとそうではありません。となると動きがあるのは経済指標発表時の可能性は高いのではないでしょうか。
幾つか注目しておきたい経済指標を紹介しておきます。
1/25 06:45発表 10-12月期 四半期消費者物価(CPI) [前期比]
※ニュージーランドの景況感を見るのに非常に有効な指標で、消費者がどれだけ金銭的な収入があり消費に利用出来ているのかを見ることができます。注目したいのは「景況感やインフレ率」ではないでしょうか。
・予想値 0.4%
※予想値は0.4%となっているので、こちらを超えてくると、ニュージランドドルが買われて大きく為替が動く可能性は高いです。
1/31 09:30発表 豪10-12月期 四半期消費者物価(CPI)
※豪ドルに影響するオーストラリアの景況感とインフレ率に注目が集まります。
・【前期比】予想値 未発表
・【前年同月比】予想値 未発表
予想値は出るのですが、記事作成時には未発表でした。良い数値が出ると景況感が良いと判断され、豪ドルの価値は上昇します。
指標を狙ってみる価値はある
下落傾向にあったオーストラリアドルの価値も、個々数ヶ月では戻してきているので、指標がよければ、オーストラリアドルなどのオセアニア通貨は買われやすい傾向にあるのではないかと思われます。
欧州とアメリカから外貨が流れてくる可能性もあるので、もしかすると狙い安い為替相場になるかもしれません。まずはしっかりと見る事から始めてみましょう。
あくまで傾向からの個人的な予想ですが、興味のある方はハイローオーストラリア等にはデモもあるので、準備しておいてもおもしろいかもしれませんね。
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